弁護士コラム

2016.06.10

(1)遺産分割の対象財産の範囲

相続が開始されると、被相続人が有していた一切の権利義務が、相続財産として相続人に承継されます。

だからといって、その相続財産のすべてが遺産分割の対象となるわけではありません。相続財産の内容・性質によっては、遺産分割の対象とならないものも中には存在します。

 遺産分割の対象財産とならないものとしては、可分債権というものがあります。可分債権とは、分けることができる(=可分)ものの給付を目的とする債権のことで、例えば、金銭債権や預貯金などです。

判例によると、金銭債権のような可分債権は相続開始と同時に法律上当然に分割されて、各共同相続人に相続分に応じた分割単独債権として帰属するとされており、この考え方によれば可分債権を遺産分割の対象とする必要はありません。

ただし、遺産分割において、相続人間で預貯金等金銭債権を遺産分割の対象財産に加えることは可能で、現金や動産、不動産は遺産分割の対象財産となります。

 

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投稿者: 弁護士法人菰田法律事務所

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