弁護士コラム

2017.04.11

13 遺産分割(9)遺産分割手続きの対象②

遺産それ自体の価値ではなく、相続開始後に遺産から生じた利益(不動産の賃料や、株の配当金など)のことを、民法上、遺産の果実と呼びます。

この遺産の果実が、遺産分割手続きの対象となるかどうかが問題となります。

 

 

判例は、相続開始後に遺産中の賃貸不動産から発生した賃料について、遺産とは別個の財産であって、各共同相続人が、その相続分に応じて分割単独債権として確定的に取得するから、その帰属は後にされた遺産分割の影響を受けない、として対象とはならないとしています。

つまり、預金債権などと同じく、遺産共有の状態を経て分割されるのではなく、相続開始の時に当然に分割される可分債権であるとしているのです。

したがって、原則対象にはなりませんが、共同相続人全員の合意があれば、これを対象とすることも可能となります。

 

 

 

福岡市内の方だけでなく,那珂川・春日・大野城・大宰府・糸島・飯塚など福岡市近郊でお悩みの方々もお気軽に相談予約専用フリーダイヤル(0120-755-687)までお問い合わせください。

投稿者: 弁護士法人菰田法律事務所

YouTube Google+ Facebook
0120-75-5687