弁護士コラム

遺言信託ってなに?

自分の死後、相続人に遺産を遺したいが、相続人がきちんと遺産を管理・運用できるか心配」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回はそのようなお悩みをお持ちの方にぜひ知っていただきたい、「遺言信託」についてご説明します。

信託とは、信託を設定する「委託者」が、契約、遺言、公正証書等による意思表示のいずれかの方法により、「受託者」となる特定の者に、一定の目的に従って財産の管理又は処分及びその他目的の達成のために必要な行為をさせることをいいます。(信託法2条1項、3条参照。)
そして、遺言によって信託を設定することを「遺言信託」といいます。

法定相続とは異なる形で、自分の相続人以外(知人・友人等)にも遺産を遺したい場合、相続させる旨の遺言だけではその意思を達成できないことがあります。

すなわち、相続させる旨の遺言だと、被相続人の死亡後は相続人に相続財産が帰属するだけであり、相続後の財産の処分については、相続人が自由に決定できることとなるため、被相続人の望むような財産処分が実現されない可能性があります。

また、相続人が幼少であったり、障害を持っていたり、認知症を患っていたりと、相続人の管理能力が乏しく財産管理が困難な場合もあります。このような場合に、被相続人の意思の実現を可能とする有効な手段が「遺言信託」です。

遺言信託を行うことで、被相続人が信頼できる人物に遺産の管理を託し、相続人に安定的に遺産を帰属させることができます。

遺言を遺すだけでは被相続人の意思の実現が難しい場合でも、遺言信託を行うことによって、被相続人の希望を実現することが可能になるのです。


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2019.04.23

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