弁護士コラム

寄与分ってなに?

「寄与分」とは、被相続人の生前に、その財産の維持や増加に特別な貢献をした相続人と、他の相続人との間で公平を図るために定められた制度です。
被相続人の事業に関する労務の提供又は財産上の給付、被相続人の療養看護その他の方法により被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をすることを「寄与行為」といいます。

相続人の中に寄与行為を行った者がいる場合、相続財産の一定額が「寄与分」として控除されます。そして、控除された相続財産を相続人間で遺産分割した上で、寄与行為を行った相続人は自らの相続分に加えて寄与分の財産を受け取ることができるのです。

寄与分の制度の対象はこれまで法定相続人のみとされ、相続人以外の者がこれに該当する行為を行ったとしても寄与分を受け取ることができませんでした。

しかし、令和元年7月施行の民法改正により、相続人以外の、例えば被相続人の知人や内縁の妻等がこれに該当する行為を行った場合、「特別の寄与」として相続人に対して「特別寄与料」を請求することが認められるようになりました。

寄与分は遺産分割協議や家庭裁判所での調停において定めるものであり、寄与行為を行った者が自ら寄与分の主張をする必要があります。よって、被相続人が遺言によって特定の者に対して「寄与分として遺産の8割を与える」「寄与分として土地を与える」といったように寄与分を定めることはできません。

寄与行為の主張をする者は、遺産分割協議や調停において他の相続人の合意を得ることができれば寄与分を受けることができますが、協議や調停でも決着がつかない場合、寄与分を求める審判の申立てをする必要があります。


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2019.04.26

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